保健・医療・福祉と地域支援 南予会場

本日は仕事のブログです。

私、会社の代表を務めておりますが、一方で作業療法士でもあります。もともと会社を設立する前は病院勤務で、脳卒中の患者さんを中心にリハビリを行っておりました。

そのこともあり、2013年から、(公社)愛媛県作業療法士会が行っている現職者研修の「保健・医療・福祉と地域支援」という分野の講師を引き受けております。基本的には愛媛県の作業療法士になって3年以内の方が受講対象になります。

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昨日は大洲市の介護老人保険施設ひまわりにおいて、研修を行ってきました。

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2025年に日本が迎える問題、それは高齢化率が30%を超え、3人に1人が65歳以上になるということであると言われています。しかし、私が個人的にもっと大きな問題だと思っていること、それは75歳以上の後期高齢者の人口比率が18%を超えるということに危機感を強く感じています。今の時代、70歳前後の方々は元気な方が多いというのが私の印象です。しかし、75歳以上になると急に介護認定率が高くなり、病院にかかる方も多くなります。事実、平均寿命は男性が80歳、女性が87歳と延伸している中で、健康寿命は男性71歳、女性74歳と男性は9歳、女性は13歳の開きがあります。つまり、この開きの年数が医療費や介護費が必要になる期間というわけです。これから、ますます平均寿命は延びていくとされています。そのこと自体が悪いことでは決してありません。しかし、健康寿命との開きがますます広がっていくというのは、医療費・介護費がますます増えていってしまうということです。ですので、健康寿命の延伸が、これからの日本にとって、絶対的に必要なことになってきます。

現在、日本の高齢化率は26%、そして後期高齢者の人口比率は12%です。しかし、宇和島市においては高齢化率が37%、後期高齢者の人口比率は19%になりました。2025年問題で提唱されている高齢化率よりも、現在の宇和島市のほうが高い水準となっています。少子高齢化の問題は、決して宇和島市だけの問題ではなく、地方都市が抱える問題と言えます。

これらの課題の中で、今、日本はどのような取り組みを行っていっているのか、また地域はどのように動いているのか、そして作業療法士としてこれからどのように課題に取り組んでいくのか、というようなお話をさせていただきました。

年に3回の研修ですが、次回は6月24日(日)に東予で行います。

 

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