愛ほっと便り 令和2年5月号 事業部

新型コロナウイルス感染症により、目下、事業部の大半の業務は御利用者、ご家族そして職員家族の感染予防と、健康を守る事となっています。未曾有の脅威に訪問看護と通所介護事業の継続も危ぶまれているところです。

世界中が危機的状況の今、私たちに何が出来るか、何をしてはいけないのか、このピンチをチャンスにするべく奮闘しているところです。こんな時、ビジネスの世界で言われている「4つの目」を持ち協力することが、重要ではないかと考えられますので、紹介します。

鳥の目

空を優雅に飛び、上空から見下ろすように全体を見る事を言います。

世界全体、日本全体、この地域全体の感染状況、うわさやデマに惑わされず、根拠に基づいた正しい情報はどれか? 感染予防対策広い視野での情報収集が必要だと思います。

 

虫の目

小さな虫の様子から、局所的に注意して見ることを言います。

感染予防のために正しい手洗いをご利用者にして頂くには?個々の御利用者の体調はどうか?等細かいところにも気を配ることも重要です。

 

魚の目

魚が潮の流れを読んで泳ぐことから、時代の流れを読む目を言います。

これからの感染の状況の予測、感染者が発生したときの対応、訪問看護、通所介護を実施が困難になった場合の想定、衛生物品等の準備等予想される事態への備え、協力が重要だと思います。

コウモリの目

コウモリが逆さまにぶら下がっている様子から、物事を反対でとらえる事を言います。

まさに、今回の騒動を教訓に日頃の感染予防、清掃、マニュアル、手順書、指針の整備、連絡体制などの見直し等ピンチをチャンスに変換することが必要です。

「虫の目」を持って細部に注目し、「鳥の目」を持って全体を捉え、「魚の目」を持って流れを先取り、「コウモリの目」で発想を転換する。今重要な事だと考えています。

統括プロデューサー山内千由紀