愛ほっと便り 令和3年2月号 寒さに打ち勝つためには!?

先日、宇和島にも雪が降り、あちらこちらで大きな雪だるまやかまくらを見かけました。宇和島市内で積雪があったのは何年振りでしょうか・・。今シーズンはまだまだ寒波がやってきそうな2021年です。

さて、こんな寒さが続くと、よく耳にするのが「寒くて筋肉が硬くなった」「体がカチカチで動かん」「寒いと痛みが強くなる」といったような不調の言葉です。確かに寒くなると体は動かしにくくなりますよね?

寒いと体をぎゅっと縮めて筋肉を収縮させ、同時に体温が下がらないように血管も収縮します。このため血流が滞り、血行不良を起こすことで筋肉に取り入れられる酸素量が少なくなり、筋肉が酸欠状態になります。酸欠を起こした筋肉は硬くなり、さらに神経を圧迫するため、動きにくさや痛みを感じやすくなるのです。

では、寒さに打ち勝つにはどうしたらよいのでしょうか?

  • 体を温める…血管が広がり、血流が改善されます。
  • 睡眠と休養…自律神経のバランスが整い血流低下を起こしにくくなります。
  • 栄養…体を温める食材、筋肉を作るタンパク質、筋肉の疲労回復に効果的なビタミンB群などをバランスよく摂取することが重要です。
  • 水分…冬場の乾燥により減った筋肉の水分を補う必要があります。
  • ストレッチ…硬くなった筋肉を緩めます。 

など・・・。できることから始めてみてください。

自分自身の体をケアして、寒い冬を乗り越えましょう!! 

1月9日朝の宇和島駅前です。雪国のようです・・

理学療法士 田中 千津