愛ほっと便り 令和3年8月号 「認知症ケア専門士」資格試験にチャレンジ

今回事業部2名(山内 谷口)は認知症ケア専門士資格試験にチャレンジし、合格しました。

2020年度2人の目標の一つとして、「認知症ケアの知識を深める」を上げており、「試験で試してみよう」ということで今回のチャレンジにいたりました。

「認知症ケア専門士」とは、一般社団法人日本認知症ケア学会が認定する更新制の資格です。認知症介護従事者の自己研さん及び障害学習の機会提供を目的に設けられた資格です。

この資格を持つものに期待されることは、「認知症の人ならびに、家族に対して、高い知識と技術に基づくサービスを提供される、国の保険・福祉に大きく貢献されること」です。

日本認知症学会では、ケアの質を高めるために、講習 事例発表 専門誌の発行等など行っています。

試験の内容は、認知症の変遷や課題、医学的特徴アセスメントの意義、ケアの実践等多岐にわたっています。日本認知症学会では、知識や考える場を発信してくれています。

「なんとなく認知症について知っている」程度では、知らず知らずのうちに認知症の疾患の方を傷つけたりしてしまいます。「あの人やる気がないんよ」「さっきまでご機嫌やったのにねえ」などと話しませんか?認知症という疾患に目を奪われ、その人を見ることを、おこたっていませんか?ケアの基本を一つでも言葉でいえるでしょうか?どうすれば、利用者や介護者が少しでも機嫌よく過ごせるようになるか考えて行動していますか?

誰もが、認知症や介護者になりうる時代です。他人ごとと思わず、認知症についての堅実な知識と思考する力を身に着けることが、ケアの第一歩と考えます。今後もさらなる研さんを積み、ケアに生かしていきたいと思います。

 

事業部

谷口由里