愛ほっと便り 令和3年9月号 山奥に住む祖母

愛なん中尾です! 今月は愛南町内に住む私の祖母のお話です。

祖母は30年近く、山奥の一軒家に一人で住んでいます。

心配で何度も一緒に住むことを提案しましたが、やはり一人でも住み慣れた家が良いとのこと。頑固だなぁと思うこともありましたが、そんな祖母の気持ちが在宅医療に関わり少し理解できた気がしてい

ます。

在宅は本人の出した答えをできる限り叶える作業の繰り返しです。

住み慣れた町で、住み慣れた家で過ごしたいのはみんな一緒。けれどどこかに誰かに迷惑をかけるんじゃないかって思いがあるから、どこかで本心を変えないといけない時があります。そんな方に何人も出会いました。それはターミナルの方ほどその思いが強いのも目の当たりにしました。

住み慣れた町で、住み慣れた家で過ごしたいのはみんな一緒です。いい塩梅・持ちつ持たれつ・流れに逆らわない。色んなことに共通しています。私たちは、いつまでも在宅生活を支えるサポーターでありたいものです。