愛ほっと便り 令和3年10月号 天気と痛みの関係
愛なん中尾です! 今月は天気と痛み(天気痛)に関するお話です。
天気痛の症状はその人がもともともっていた症状が天気に影響されて現れたり悪化したりするため、頭痛・神経痛など多岐にわたります。原因は、耳の奥にある内耳の気圧センサーが、気圧の変化を感知する際に過剰反応し、自律神経のバランスが乱れて様々な不調を引き起こすことが分かってきました。耳のまわりの血行が悪くなると、内耳がむくんで過敏になり、天気痛を起こしやすくなります。そのため、天気痛が起こりそうな時は、内耳の血行をよくすることが、効果的な予防法となります。
内耳の血行をよくするには、耳の後ろをホットタオルなどを当てる、寒くなる時期は日頃からなるべく耳を冷やさないようにして、イヤーマフや帽子などで防寒対策を心がけることも有効です。また、両耳を手でつまんで上下や横に引っ張ったり、つまんだまま回したりしましょう。さらに、手のひらで耳全体を覆い、後ろ方向に円を描くようにゆっくりと回すと、耳のまわりの血行がよくなり、内耳の状態の改善に効果があります。来月は天気痛の具体的な予防方法をお話しします。