次世代電動車いす「WHILL(ウィル)」試乗!!

 利用者さん宅に「WHILL」が届きました。次世代電動車いすと言われており、試乗依頼をして半年程度は待つといわれている「WHILL」、初めて見ることができました。

さて、どの辺が次世代かというと、まず目につくのが奇抜なデザインです。これまでの電動車いすとは違い、かなりスタイリッシュな見た目です。この「車いすっぽくない」ということ、これはユニバーサルデザインを目指していく中でとても大切なことだと私は思っております。障がい者と健常人を隔てることのない街づくりにあたり、この「WHILL」は誰もが乗りたくなるデザインとしてスタイリッシュに出来上がっております。まさにユニバーサルデザインを発展させていく一つのツールになる予感がします。

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さて、もちろん見た目だけが次世代なわけではありません。特殊な前輪タイヤから得られる小回りの動きと、パワフルな四輪駆動により7.5㎝の段差も超えることができる走破性はこれまでの電動車いすとは一味違っていました。操作はジョイスティックではなくマウスコントロールであり、微妙な動きも検知します。そのため、運転に関しては練習が必要であると感じました。

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屋外に出ることができずに家で過ごすことが多かった方も、この「WHILL」を使えば外出機会も増えると思います。ちなみに1回の充電で20㎞の連続走行が可能ということでした。ですので、近所のお店まで買い物に行くくらいの距離であれば、これまでいけなかった方も可能になるかもしれません。

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美しいデザインと高機能が融合した次世代車いす「WHILL」ですが、やはり気になるのがそのお値段。決して安いものではありません。購入価格は995,000円となっております。私の訪問愛用車ダイハツミラより高いお値段です💦軽自動車より高いということを考えると、買おうと思う方は少ないかもしれません。しかし「WHILL」は介護保険レンタル対象商品であるため、介護保険の認定を受けていれば1割負担月額4,500円、もしくは2割負担月額9,000円でレンタルすることが可能です。それでも決して安い金額ではありませんが、購入するよりは負担が軽くなっております。

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ちなみに私は利用者さん宅で本日、試乗してみました。マウスコントロールで操作するわけですが、微妙な動きも感知するためまっすぐ運転するのに練習が必要でした。しかし、操作に慣れてくると、とても動きやすく感じました。これから街で見かける機会も増えてくると思います。興味のある方は試乗してみてはいかがでしょうか(*^^*)