第7回牛鬼会議

宇和島では毎週金曜日、牛鬼会議という災害における情報共有会議が行われています。

先週の金曜日は鶴島公民館において行われました。

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既に7回目となったこの日は、これまでに挙げた地区別の課題に対する進捗状況を、話し合いました。

通学路のごみやにおいの問題が、前回の牛鬼会議で議題となりましたが、そのことを受けて今回は、教育委員会を担当する市の職員さんも参加してくれました。

最初は民間ボランティアだけの会でしたが、最近では社協の方だけではなく、行政の方も出席してくれるようになりました。

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残っている課題としては、集会所の復旧。被災以前はサロンを行っていたが、集会所が使えないために再会できていないという地区がいくつかあるようです。集会所の復旧に関して、「災害NGO 結」が確認作業に回ってくれておりますが、最終的には行政支援による専門業者の介入がないと、復旧ができないということでしたので、今後の対応が待たれます。

宇和島においてのもう一つの課題として、地元の作業系ボランティアの団体数が少ないということも挙げられました。現在、作業系ボランティアとして中心で動いてくれているのが、「災害NGO 結」と「(一社)OPEN JAPAN」ですが、外部から支援に来て頂いているということもあり、いつまでこちらにいることができるかわかりません。そのような中で、現在問題になっているのが、床剥がしです。通常、床上浸水の被害に遭ったら、床を剥がして、泥を取り除き、その後に消石灰などで消毒し、1~2か月程度乾燥させる必要があると言われております。しかし、この床を剥がさずに、応急的に対応しているところが多いということで、これから床を剥がしての処置のニーズが増えてくるのではないかということでした。しかし、床を剥がすというのは、専門的な知識と道具が必要となり、素人では対応が難しいのが現状です。ということで、9月23日(日)に牛鬼会議の作業部会が中心となって、床板の剥がし方の講習会を行いました。できるだけ地元の人で対応ができるようにとの配慮だと思います。この日は住民も含め約50名が参加したということでした。

愛媛新聞

いつかこの地を離れてしまう外部支援団体の方にたくさんお世話になってきましたが、これからは地元のボランティア団体の支援の必要性が高まっております。