愛ほっと便り 令和2年10月号 我以外皆我師

われ以外みなわが師なり(我以外皆我師) 

愛なん中尾です!今回は週に1度、訪問させていただく

利用者さんのお話です。

その方の訪問が終わると、不思議と前向きな気持ちになります。

僕は、訪問に行くと必ずみなさんにお聞きする質問があります。「最近良いことはありましたか?」という質問です。

良いことがあったかどうかは、その方の生活状況や身体状況、更に細かく言うと『考え方』により変わりますが、その方は、いつ尋ねても「毎日食事を出してもらえて、家で過ごせて、こんな良いことはないやろ!」とおっしゃいます。また、必ず人のことを褒め、人の悪口や影口を言いません。訪問中、ずっとニコニコされています。

どんな小さなことでも、その方にとって良いと感じられると『良いこと』になり、それは他人の価値観には左右されないものです。また、人と比較をすることで、自分自身の『良いこと』の基準が高くなると言われています。

どんな小さなことでも、日常(あたりまえと思うこと)に感謝する。

日々、人生の大先輩から学ばせていただくことばかりです。