愛ほっと便り 令和3年3月号 More Active!!

パーキンソン病の利用者様に対して服薬コントロールや問題の早期発見に繋げることを目的に発足されたパーキンソンチームですが、今回はパーキンソン病に対しての知識を深める目的で勉強会を開催しました。

More Active!!(より活動的に)

*社名もここからとったそうです。

パーキンソン病は中脳黒質のドパミン神経の脱落・変性によって生じます。日本の有病率は人口10万人あたり120~130人と、身近な病気となってきているのではないでしょうか。一般的には運動症状が出た時点で受診し、パーキンソン病と発覚する方が多いのですが、それ以前に便秘、抑うつ、嗅覚障害などといった非運動症状が早期から出現している場合があります。進行するにつれて運動症状と非運動症状がより煩雑になり、病態が複雑化していくことが特徴です。運動機能の改善を図ることも大事なことですが、服薬調節していくことで病態をより安定させ、少しでも動ける時間を作り出すことが生活の質を確保するためには必要と考えます。

愛ほっとでは服薬状況やその影響を把握し、適切な状態報告を医師に行うことで、少しでも利用者様に還元できればと思っています。                                 

理学療法士 毛利 圭成