第1回 南予若手介護職員スキルアップ研修会

2月17日(金)の19時より南予地方局7階で南予の介護関係の施設、事務所で働く若手介護職員を対象に研修会を行っていました。南予地方局地域福祉課が主催で、弊社が共催という形で開催されました。地域福祉課からの募集ということもあり、募集段階で50名を超える応募があったということでしたが、人数が多すぎると全体に目が行き届かなくなるので、36名定員とさせていただきました。今回を皮切りに2か月に1度のペースで1年間の全6回の研修を行っていきます。

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冒頭に健康福祉環境部、松本靖部長に挨拶をして頂きました。

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第1回のテーマは「明日から使える介護技術」ということで、実技やグループワークを中心に90分間研修いたしました。実技やグループワークでは受講者の積極的な発言で、かなり盛り上がりました。

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前掛かりで受講してくれる方がとても多く、研修する側としてかなりやりやすい環境でした。

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地域福祉課で企画担当して頂いた片谷浩様、そしてアシスタントをしてくれた愛ほっと愛なん支所の冨岡孝仁OTRに感謝です。

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内容としては主に基本動作を中心に介護の行い方や考え方をお話しさせていただきました。さて、皆さん、介護量の軽減を目指すうえで、どのようなことが必要でしょうか?

私の考え方としては以下の2点だと思います。

①介護者の知識・技術・経験の向上

②被介護者の能力を最大限に引き出す

①について、研修会で身に付けることができるのは知識だけだと考えます。研修会で知識を得て、その後事務所や施設に知識を持ち帰って試してみる。そこで初めて技術として身に付いてくる。そしてその技術を継続して実施することで経験となる。この一連の流れができて初めて、介護者の質の向上につながると思います。

そして、もう一方で大切なのは②です。いくら介護者の技術が高くても、被介護者の力を引き出すことができなければ、介護の軽減にはつながりません。介護する際に介護者が負担を感じるときは、被介護者も介護されることに負担を感じています。逆に介護者が負担なく行えているときは、被介護者も負担なく動作を行えています。つまり、介護とは介護者と被介護者の息があって初めて負担が軽減されます。

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南予若手介護職員スキルアップ研修会の目標は、

  • 36名全員が介護に対する知識や技術を高めることができる
  • 36名が所属する事業所の介護の質を高めることができる
  • 1年間通じた研修プログラムを同じメンバーで行うことで、顔の見える連携を構築することができる

この3点の目標を達成することで、「超高齢社会を支える、介護の充実した南予圏域の創造」することを目的としています。

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次回は4月中旬の予定です。テーマは「多職種連携における伝達技術」ということで、コミュニケーションについてお話しさせていただきます。