SDGs 目標5「ジェンダー平等を実現しよう」

持続可能な開発目標の達成に向けて、女性のエンパワメントは欠かすことのできないテーマです。

世界的には、学校に通う女性の人数も年々増えてきており、多くの地域で初等教育の平等が達成していています。しかし、一部地域においては、労働市場においての不均衡や不平等、家事労働の不平等な分担、公の意思形成による差別など、まだまだ課題は山積しております。

また、この目標5においては、日本はほかの先進国と比べて大幅に遅れを取っております。

そこで日本政府はジェンダー平等への取り組みとして、以下のようなビジョンを提唱しております。

  • 人間の安全保障の実現,平和と安全の確保,経済・社会のより質の高い成長を目指し,「開発及び社会変革の担い手」として,女性の意思決定への参画及びエンパワメントを開発協力のあらゆる分野,レベル,段階において考慮すべき重要な取組課題として位置付け,開発における女性活躍の主流化(ジェンダー主流化)の促進を加速する。
  • 女性の力は成長の源泉であるという認識のもと,女性の参画の阻害要因となっている,家事,育児,介護,地域活動などの無償のケア労働の不均衡な男女間の負荷格差を認知し,労働の省力化及び負荷の再分配の仕組みを構築する。
  • 特に脆弱な立場に置かれやすい紛争・自然災害下の女性や若者,子どもの保護と能力強化及びリーダーシップ支援のみならず,男女共同参画に向けた啓発教育や研修,政策立案・実施を通じて地域の男性や意思決定者,社会への影響力の大きい人々(行政官,教育者,政治家,宗教リーダーなど)の男女共同参画の意識の向上とそれらを推進するための社会構造の変革に取り組む。
  • 女性が自らの人生に関する選択肢を広げ,主体的に自らの可能性を自由に追求できるような環境整備や制度構築を支援し,質の高い成長(包摂性,持続可能性,強靱性)とそれを通じた貧困削減1を推進し,併せて女性の活躍・社会進出推進と「すべての女性が輝く社会」の実現に貢献する。
  • これらを通じ,全ての女性及び女児のエンパワメントの実現,男女が共に支え合う社会及び政策・制度の構築を目指し,多様化,多元化する開発課題への対応,成長のための意識・構造改革,社会の持続可能性,強靱性向上に向け,日本が自らの経験と知見を活用してリーダーシップを発揮し,世界各国と共に取り組んでいく。

 

女性の権利祖尊重したうえで、能力の発揮のための基盤の整備を行うことで、女性がリーダーシップを取りやすい社会にしていくことで、ジェンダー平等に近づいていくのではないかと思っております。

ジェンダー平等においては、女性の「エンパワメント」と「リーダーシップ」が、キーワードになってくる中で、2019年度の(公社)宇和島青年会議所においても、「女性活躍委員会」という委員会が立ち上がりました。女性メンバーである向田君が委員長、

そして同じく女性メンバーの永田君が副委員長を務めるという、

まさに「リーダーシップ」を女性メンバー2人が執り、そして組織の中でエンパワメントを引き出していってくれる委員会となります。2019年度の(公社)宇和島青年会議所のSDGsの取り組みに関して、目が離せません!