京都会議 Part4
京都会議2日目、私は第156回総会と日本創生フォーラム、未来を切り開く人財フォーラムに出席しました。
第156回総会 12:00~14:00
日本全国695の青年会議所の理事長が集い、総会が開かれました。こちらは愛媛ブロックの8つの青年会議所の理事長です。
京都市長が来賓挨拶をされておりましたが、明治維新からちょうど150年が経過したということで、当時の京都のお話をされました。当時の京都は天皇陛下が東京に都を移したときに、当時35万人いた人口が一気に約20万人にまで減少するという、前代未聞の人口減少を経験した都市です。その時に京都はどのような方法をとったか。それは学校を作るということだったということでした。今の京都大学にあたるわけですが、京都は未来へ投資をし、その人口減少の問題を乗り切ったということでした。現在、人口減少の問題が取りざたされている地方都市にとって、良いヒントになるのではないかと思いました。
日本創生フォーラム 14:30~15:30
snow peakの代表取締役、山井太さんが講演されました。「人生に野遊びを」ということを意識し、新潟県燕三条からオートキャンプを日本中、世界中に広めていった方であり、燕三条青年会議所の歴代理事長でもあります。個人の人間性の回復が家族の幸福につながり、そしてコミュニティが創出され、地方創生へと導くということをお話しされていました。現代社会は科学の発展により利便性が加速度的に上がってきている一方で、それに伴い人間性はどんどん下がってきているということでした。その中でsnow peakの社会的使命は人間性の回復であるということでした。人間性の回復から地方創生へ、小さくまとまらずに大胆に活動していく山井太さんに、刺激を頂きました。
未来を切り開く人財フォーラム 15:45~17:15
衆議院議員の石破茂さんが講演されました。現代の日本が抱えている大きな問題として、人口減少を取り上げていました。2100年には5000万人まで人口が減るということだが、これは明治時代と同じくらいの人数だということでした。しかし、大きな違いは人口構成比に若者が多かった明治時代と比べて、高齢者の比率が多くなるということだそうです。そして東京一極化が進み、地方が疲弊していくなかで、東京一極集中には2点の問題点があるということでした。それは地震、噴火のリスクを抱える東京が世界主要都市危険度ランキング1位であるということ、そしてこれから世界が経験をしたことのない超高齢社会が訪れるということということでした。リスクの高い東京であるにも関わらず、集中してしまうことに、この国の危うさがあるということで、地方創生は失敗が許されない大きな課題であるということでした。
以上、京都会議2日目の報告を終わります。
※決してブログのネタが無くて、京都会議の報告を長々としているわけではありません(笑)