宇和島経済研究会 10月例会

第3水曜日は宇和島経済研究会の例会の日です。今月は17日に例会が行われました。

例会では昼食と共に、講演を聴講します。

この日の講師は、いよぎん地域経済研究センターの重松栄治社長。実は重松社長、私が会社を立ち上げたばかりの時に、伊予銀行宇和島支店の支店長として赴任しており、伊予銀行とのご縁を作って頂きました。

今回はいよぎん地域経済研究センターの社長として、「豪雨災害からの復興、南予地域の持続的発展を考える」というテーマで、詳細なデータをもとに講演して頂きました。

愛媛県の西日本豪雨災害における一次産業の被害額は562億7200万円と言われており、そのうち宇和島市は237億3400万円ということでした。今回、甚大な被害を受けた南予地域ですが、風水災においては、地球の温暖化も重なり今後さらなる甚大化が予測されています。そのような中で、いかに自然災害に備えるかということが重要になってきます。

会社や店舗を営むものであれば、リスクに備えて店舗総合保険や企業総合保障保険などに加入しておくことも考える必要がありますし、このような機会にAI、ドローン、IoTの技術を駆使していくことで、ソフト面の整備を行い、天災が来る前と同じ様なまちにはなりませんが、違う形態のまちとして発展するということも十分に考えられます。

南予地域はこれから人口が減少していく地域ということもあり、消滅可能性都市と言われています。しかし、これからITが発展していくに従い、都市部と地方の距離はぐっと縮んでいくのではないかと思います。現段階でのITの発展についてわかりやすく講演頂き、南予地域のこれからの可能性について、明るく考えることができる、充実した時間となりました。

重松社長、貴重なお話、ありがとうございました。