第51回愛媛県作業療法士会 学術研修会
こんにちは作業療法士の大下です。
6/18 日曜日に川内町で開催された学術集会に参加してきました。会場は僕の母校でもあります愛媛十全医療学院です!
今回のテーマは「中枢神経疾患」で主に脳画像と臨床を繋げる講義内容で非常に勉強になりました。少しにはなりますがご紹介します。
①9:00~11:00 「頭部の解剖、CT・MRIの基礎知識と見方」というテーマで松山赤十字病院 脳神経外科の渡邊Drに講演していただきました。
脳梗塞になった後の再梗塞の予防できる因子として降圧剤、頚部術、禁煙・・・などなどあるのですが禁煙が頚部術の次に有効とされているそうです。降圧剤などの薬よりも成果があるということで、喫煙がいかに体に負担をかけるものかが再確認できました。
②11:45~14:45 「脳画像からの予後予測」というテーマで香川県のおさか脳神経外科病院の理学療法士 田岡先生に講演していただきました。印象に残っているのが脳の中に存在する赤核という部位の話です。
赤核という組織は人では退化しておりあまり重要視されていない面がありました。ですが、2016年の研究でその赤核という組織が脳血管障害後の回復過程で構造が変化し神経が増えることが証明されたのです。脳細胞は基本的には損傷をきたすと再生しないといわれている中で驚く内容でした。
内容が小難しくなってしまいましたが同期や懐かしの上司にも出会えた刺激の多い一日になりました。
だいぶ暑くなってきたのでみなさんしっかり部屋を涼しく、水分を取ってくださいね!!