愛ほっと便り 令和3年9月号 ケアの専門性

例えば尿意があり、トイレに行くことの身体的能力はあるが、トイレの場所を聞くことや、尿意があることを伝えることが出来ないときに、おむつを使用していないだろうか?

認知症は「認知」に障害をきたすものですが、認知という概念は幅広いものです。

介護者はケアを行うときに説明をしていますか?認知症の人に話しかけても、言葉の意味が分からない、やり取りができないと判断し説明をしていない場面があるかもしれません。

また、複数のことに注意できない人に対して、複数のことを一度にお願いしていないでしょうか?

私は、これらは専門性をかいたケアであると思っています。しっかりと勉強し認知症の人が不安にならないように、対応しなければなりません。

個々で、職員全体で勉強し、看護介護の現場でケアの専門性を向上させていきたいと思います。

事業部

谷口 由里