第44回南極門松

本日は和霊神社において、「南極門松」事業を行いました。

1974年に西造園の西平一生さんが、南極観測研究所の所長の講演を聴いて思い立ったのが事業の始まりで、今回で44回目となる継続事業です。当時は2代目の砕氷船「ふじ」に乗せて、南極へ門松を運んだそうですが、その時の艦長が宇和島市出身の森田衛さんだったということもあり、「南極門松」事業はスムーズに実施することができたそうです。

それから44年の時を経て、砕氷船は3代目の「しらせ」となり、森田衛さんは昨年、西平一生さんは今年、お亡くなりになりました。しかし、お二人の意思を継ぎ、門松の作成は西造園を継いだ西平星さんが作成し、その門松を(公社)宇和島青年会議所と自衛隊の宇和島地域事務所長の玉井さんと共に、和霊神社でお祓いをし、これより砕氷船「しらせ」が停泊している大井ふ頭へ送ります。

「南極門松」事業は西平一生さんの「南極観測隊の方々にとって、何もない南極の地で正月を過ごすというのは寂しいだろうから、せめて門松を送ることで、日本の正月の気分を味わってくれれば」という想いで始まった事業です。それが約半世紀もの時間がたつ中で、このように継続しているということの偉大さを改めて感じました。

滝澤委員長をはじめとするまちづくり委員会の皆さん、ありがとうございました(*^^*)