2018年度 第2回南予圏域若手介護職員スキルアップ研修会
昨夜は南予地方局にて、第2回南予圏域若手介護職員スキルアップ研修会を行ってきました。
第2回のテーマは「明日から使える介護技術」ということで、実技などを中心に研修を進めていきました。
介護に負担を感じる動作というのは様々あります。食事動作、トイレ動作、入浴動作、移乗動作など、会場からもたくさんの意見が出ておりました。そのような日常生活動作を構成する動作、つまり寝返りや起き上がり、座位保持、立ち上がり、立位保持といった基本動作を中心に実技を行っていくことで、介護負担を感じている日常生活動作に反映できることを目指して行いました。
さて、介護量を軽減するためにはどうすればよいか。もちろん、介護者のスキルアップは当然必要な要素です。
しかし、それだけではなく、もう一つ、それは介護をされる側の能力を最大限に引き出すことも考えていく必要があります。というのも、対象者全員に同じ介護方法を実施すればよいというものではなく、介護される人の疾患が違えば、介護が必要になっている状況というのも違ってきます。例えば、脳卒中の方であれば一般的に半身麻痺における介護を行わなければなりませんし、頸髄損傷であれば四肢麻痺、パーキンソン病であれば姿勢反射障害や無動を考慮した介護を考えていかなければなりません。つまり、介護される人の状況をどれだけ把握できているかということで、介護負担も変わってきます。
介護負担を軽減することでのメリットは、介護者の負担が軽減できるということだけではありません。介護される側の負担も軽減できます。経験上、介護者が負担を感じているときは、介護される側も負担を感じていることが多いです。介護負担を軽減することで介護する側、される側のどちらにもメリットとなるような、そのような介護を展開して頂ければと思っております。
今回も設営して頂きました南予地方局地域福祉課の皆さま、そして助手を務めてくれた理学療法士の長谷さんと作業療法士の冨岡君、本当にありがとうございました!
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