伝の心について深めてみました^^ ALS

久しぶりのブログ配信になります。作業療法士の大下です。

今回は「伝の心」について勉強会をしましたのでご紹介します^^

「伝の心」とは発声言語障害の方に特化したコミュニケーションPCになります。以前ブログでも紹介していますので詳しくはそちらのページも見てみてください^^

今回は徳洲会病院から平島OTRと渡辺OTRに来ていただき具体的な操作方法から評価、導入まで臨床的な面を教えていただきました。

話しをしていく中で2つ大きな課題を知ることが出来ました。

1つは導入(患者さんに実際に使用してもらう)の際に慎重さが必要なこと。これは病状が進行していく方の場合早期からの導入が必要なことが多く、将来これを使わないといけないとマイナスの感情を引き出してしまうことも少なくないためです。家族、医師、療法士、看護師などその人に携わる人たちの判断やサポートが非常に重要な場面になります。

二つ目は市の認可について。総額40万円ちかくする機器になり多くが市の助成での導入になります。しかし言語障害が出てしまう前に導入するのが理想な反面、必要性がその時になく助成が下りなかったり、必要な場面になってもケースによっては何度も申請が必要になってくるといったことが課題であると知りました。四国内では愛媛県は導入が最下位で非常に厳しいそうです・・。お金がかかってくるため厳しい審査が必要なことはわかる半面、病気と戦っている方への余計なストレスにもなり大きな課題だと感じました。地域の格差も問題になってきますね・・・

ご紹介した伝の心、コミュニケーション機器としてはシンプルでありながら高性能で非常に大きな役割を果たしてくれるものになります。その分の課題もありますが今後改善するために少しでも協力していけたらと思います。

今回ご協力いただけた平島さん、渡辺さんのおかげでスタッフ一同考えを深めれるいい研修になりました^^

皆さん残暑が厳しいのでお気をつけて下さい。

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