手をつなぐ南予プロジェクト
代表の久德です。先週は雪が大変ひどかったですが、皆様はいかがお過ごしでしたでしょうか?愛ほっとは一部訪問ができずご迷惑をおかけした方もおりましたが、事故無く過ごすことができました。
さて、昨日は西予市の教育保健センターにて、手をつなぐ南予プロジェクト主催の「第1回南予圏域在宅医療介護多職種連携研修会」が開催されました。手をつなぐ南予プロジェクトのメンバーに山内統括と私がなっているということもあり、本日は10時30分より準備と打ち合わせから参加させて頂きました。
第1部は四国医療産業研究所の所長を務めておられる櫃本真聿先生による「地域包括ケア時代」という演題で講演して頂きました。これから迫りくる超高齢社会において、現在日本は「Frog Boiled Syndrome」に陥っていると仰っておりました。早急に対処していかなければならない状況で、決して課題回避型ではなく、目的志向型で取り組んでいってほしいというメッセージも頂きました。「してあげる医療・介護」は依存を生んでしまうということで、これからは患者さんや利用者さんにも役割をしっかりと持ってもらうこと、そして生きている価値を見出してもらうことを考えていかなければならないということでした。高齢者を若者が支えるという時代が来るのではなく、若者と元気高齢者で、虚弱高齢者を支えていくというように、元気高齢者として過ごしてもらえるように地域がどのように支えていくのか、そのことが地域包括ケアシステムのカギを握りそうです。
そして第2部では辞令を通してのワークショップを8~9人のグループで行いました。こちらの方では山内統括と私はファシリテーションをさせて頂きました。
地域包括ケアシステムについて、改めて考えることができた時間でした。愛ほっとからは私たちと谷口所長、西野所長、武下部長も来てくれました。
今回お声掛けいただいた宇和島市役所の岩村正裕さんをはじめとするスタッフの皆様方、本当にありがとうございました。