愛ほっと 7月勉強会

本日より、愛ほっとに所属する理学療法士、作業療法士、言語聴覚士による勉強会を始めました。

基本的には毎月最終週の金曜日に月1回の頻度で開催するということで、本日は最初ということもあり12名のセラピストに参加いただきました。

今日のテーマは「脳のしくみ」。ということで私が講師をさせていただき、1時間程度お話させていただきました。

できるだけ面白く伝えればと思い、錯視などを例に挙げて、なぜそのような世界を認識しているのか、などを解説していきました。

皆さんにも少し紹介したいと思います。

下の2つの図、何かおかしいことに気づきますか?

2つの図は、静止画であるにもかかわらず、なぜか動いて見えてしまうという錯視の図です。

外の世界が止まっていても、脳の動きに反応するニューロンが働いてしまうと、動いているように見えてしまうわけです。

言い換えると、外の環境が動きを決めているのではなくて、脳の担当ニューロンが働くことで動きを認識するということです。

つまり、自分の脳が自分の見える世界を構築しているということです。

 

続いては、ピンク色の斑点が時計回りに順番で消えていくというもの。

真ん中の「+」ずっと見ていると、緑の斑点が動いているように見えると思います。

そして、さらに見続けると・・・。

 

ピンク色の斑点がすべて消えたように見えた方がいるのではないかと思います。

これは脳内でピンク色に反応するニューロンが活動をやめてしまったために見えなくなるというものです。

つまり、外界ではピンク色の斑点が存在しているにもかかわらず、脳内ではピンク色の斑点が存在しなくなっている状況といえます。

最後に変化盲のわかりやすい動画を挙げておきます。

この動画ですべての変化に気づく人は、ほとんどいないのではないかと思います。

この動画で違和感に気づく方、何か特別な才能があるかもしれませんよ(#^^#)