愛ほっと便り 令和3年8月号 男女の脳の使い方
こんな言葉を知っていますか?「男は知っている言葉を喋り、女は喜ばれることを喋る」
18世紀フランスの哲学者ジャン=ジャック・ルソーの言葉です。
人間の脳は直感や感性を司る右脳と言語や思考を司る左脳に分かれています。そしてこの右脳と左脳を繋いでいるのが脳梁と呼ばれる神経。脳科学の研究では女性のほうが男性より脳梁の働きが良く、両方の脳をバランスよく使っているといわれています。この脳の使い方の違いは男女の発想や行動のズレとなって現れます。例えば女性は知り合ったばかりでも雑談がスムーズに進みます。しかし、男性同士は打合せ、商談と言ったゴール地点があり、かわす意味のある会話は得意ですが、どこに向かうべきかわからない雑談は苦手。また、男性の場合、高い確率で「悩みを打ち明ける」=「解決策を求めている」とき。ところが女性は困っていなくても悩みを打ち明け、愚痴をこぼします。この場合、求めているのは解決策ではなくて、「大変だね」「しんどいね」といった感情に寄り添った相槌や同意の言葉です。そこにアドバイスや解決策は必要なく、男性がすべきはその問題に対して女性がどう思ったか、何が辛いかを聞き、相手の感情を正当化していくこと。
男性、女性どちらの脳が優れているかではなく、大事なのは自分の脳で考えることを相手にそのまま当てはめず、考え方や感じ方の違いを認めることです。相手のことを認めて、理解し、受け入れることで初めて見えてくることもあるかもしれませんね。皆さんも少し意識して生活してみては?(特に男性の方・・・)