えひめ排泄ケア研究会 南予勉強会
3月9日(土)、JCHO宇和島病院において、「えひめ排泄ケア研究会 平成30年度 第2回勉強会」が開催されました。
まずは、えひめ排泄ケア南予代表の山内千由紀常務より、開会の挨拶。
この日、多く方に来場してくれたのは、山内常務がえひめ排泄ケア研究会に10年以上関わり続けていることも1つの要因であると思います。
そして、3例の事例報告。
事例1
グループホームで尿便意を訴える方の排泄ケア
グループホーム薬師谷マナー
花岡美和さん
頻回なトイレ、長時間のトイレ、不眠の問題を抱えた認知症の利用者さんに対して、日中に集中できる作業やレクへの参加を促したり、トイレ時の声掛け、眠剤の服用時間の変更などを実施することで、問題が解決したという報告でした。
事例2
術後の排尿障害のある患者の退院後の自立排尿に向けた通所介護と訪問看護におけるケア
愛ほっと訪問看護ステーション
崎山亜弥さん
術後の排尿障害により導尿が必要とされていた利用者さんに対して、トイレの力み動作指導や運動指導を通所介護、訪問看護、そしてご家族と協力して行うことで残尿が減り、自立排尿が可能となった事例の報告でした。
そのご家族も勉強会に参加してくれて、ご家族の立場からの想いをお話しして頂きました。大変ありがたかったです。
事例3
当院における排尿ケアチーム導入と今後の課題
西予市立西予市民病院 排尿ケアチーム
山口綾子さん
平成30年4月に立ち上げた排尿ケアチームのこれまでの流れや現在の活動状況についての報告でした。
そして、最後にリハビリステーションみかんで理学療法士をしている松岡栄二郎さんから、「リハビリテーションからみた排泄ケア ~運動、基本動作の再確認~」というテーマで、実際の動作のミニレクチャーをしてくれました。
排泄ケアといっても、まずはトイレに行かなければなりません。ベッドから起き上がり、トイレまで移動し、そして排泄を行い、ベッドまで戻る、この過程に必要とされる動作指導をわかりやすく丁寧に行ってくれました。
陶山啓子代表をはじめといたします、えひめ排泄ケア研究会の皆さん、そして事例報告、後援をして頂いた皆様方、本当にありがとうございました(*^^*)