仙台・宇和島 歴史姉妹都市提携50周年記念特別展 開展式
10月10日、令和7年度 仙台市・宇和島市 歴史姉妹都市提携50周年記念特別展「伊達の遺伝子」開展式にご招待いただき、出席してまいりました。
会場は宇和島市立伊達博物館。


晴れ渡る秋空のもと、岡原文彰宇和島市長、仙台伊達家第18代当主・伊達泰宗氏、公益財団法人宇和島伊達文化保存会理事長・伊達宗信氏らが列席され、厳かな雰囲気の中でテープカットが行われました。


今回の特別展のテーマは「伊達の遺伝子──我が祖先は奥の最上や天の川」。
展示では、仙台と宇和島の伊達家に伝わる貴重な史料や甲冑、書状などが公開され、400年の時を超えて受け継がれる伊達家の精神を感じることができました。
その象徴となっているのが、「白地百足図旗 鈴木家旗」。

この「百足」は、伊達政宗公の家臣であった、鈴木和泉守元信所用の旗と伝えられており、白平絹地に百足を墨色で大きく描いています。
百足は後退することがない生き物とも言われ、そのことから「決して退かぬ」「不屈の精神」「勝利への執念」の象徴として武将にこのまれていたようです。
今回の特別展ポスターにも描かれた大百足の力強い姿は、まさに“伊達の遺伝子”を象徴する存在です。
宇和島藩初代藩主・伊達秀宗公が仙台からこの地に入部する際、共に従った家臣たちは「伊達の五十七騎」と呼ばれました。
その中には「久徳」姓を名乗る方もあり、私自身、伊達文化や仙台とのご縁を強く感じております。
仙台と宇和島を結ぶ縁の深さ、そして先人たちの忠義と誇りを改めて胸に刻む一日となりました。
式典後の内覧会では、伊達家ゆかりの品々が整然と並び、どの展示からも“伊達らしさ”──美意識、勇気、品格、そして挑戦の心が伝わってきました。
ぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょうか(#^^#)