愛ほっと便り 令和2年9月号 「生きがい」を持ってもらうには!?

私たちが多く関わることのある、老年期を生きる人々を全人的に理解する上では以下の5つの側面が相互に密接な関連があると言われています。5つの要素とその相互の関連から包括的にアセスメントすることにより健康問題を予測して予防的に対応していくことが重要です。

生命レベルで「からだ」と「こころ」が影響し合います。高齢者になるといくつもの持病を抱えて生活されている方が殆どです。右の図のように「からだ」の不調は自分の事が自分で出来ない事が起こり、辛さや情けなく思う気持ちが、「こころ」の不調につながります。その事が生活レベルの「暮らし」に影響し、人との関わりが減って人生レベルの「生きがい」を無くす、「生きがい」を無くしたことにより、より不活発な「暮らし」になり、「こころ」と「からだ」の機能低下を招く悪循環になります。

愛ほっとでは、看護師・療法士による訪問看護、介護福祉士・機能訓練指導員等による通所介護、サービス付き高齢者向け住宅において、専門職が以上の5つの側面にアプローチしています。目指すところの高齢者の「生きがい」とは、生きるために見出す意味や価値の事だと言われています。精神的に安定して、生活を継続させるための行動をとることが出来、生活へのはりあいや協力が出来て、健康へ効果がある事だと定義されています。

「サービス付き高齢者向け住宅愛ほっと」は老人ホーム・介護施設の中でも民間経営の自立したシニア向けの住宅の種類になります。また、その中でも一般型で外部のサービスを利用することが出来る施設です。

今回はご本人の承諾を頂くことが出来ましたので、生活ぶりをご紹介いたします。

彼女はお身体の具合が悪く、痛みやしびれのため長時間立っている事が出来ないなど生活に不自由を感じておられます。しかし、その中でも趣味の手芸や手仕事を入居後も続けておられます。

また、温かいご家族の支援も受けておられます。

外部サービスとして「愛ほっと訪問看護ステーション」から、作業療法士が訪問させて頂いております。

 

作業療法とは作業に焦点を当てた治療、指導、援助の事で、作業とは対象となる人々にとって目的や価値を持つ生活行為をさしています。まさに「こころ」と「からだ」を「暮らし」のなかで「かかわり」「生きがい」を共に感じるようにする専門職です。

 今回はご本人と一緒に調理をすることを目標にしました。まず、上の図のように、ご本人の身体のアセスメントに基づき調理の過程の動作分析に基づき無理のないような計画を立てました。そして、いよいよ住宅での調理実習です。見事「野菜たっぷりスペシャル健康焼きそば」が出来上がりました。

愛ほっとの利用者とご家族がそれぞれの「生きがい」を持って生活できるように、専門職として行動し、そのことで職員も「生きがい」が感じられる会社にしていきたいと、考えています。

 

私たちの仲間を絶賛募集中です!!

 

1.愛ほっと訪問看護ステーションうわじま

 ① 理学療法士・作業療法士(正社員)

 ② 看護師(正社員)

 ③ 看護師(パート)

2.愛ほっとリハビリステーションうわじま

 ① 理学療法士・作業療法士(正社員)

 ② 機能訓練指導員(看護師)

 ③ 介護職員(正社員)

 ④ 介護職員(パート

3.愛ほっとデイサービスきほく

 ① 介護職員(正社員)

 ② 介護職員(パート)

4.サービス付高齢者向け住宅愛ほっと

 ① 介護職員(正職員)

 ② 介護職員(パート)

 ③ 調理員 (パート)