愛媛経済同友会 宇和島地域部会 8月朝例会
本日、午前7時より宇和島第一ホテルにて「愛媛経済同友会 宇和島地域部会」の8月朝例会を開催いたしました。早朝にもかかわらず多くの会員の皆さまにご参加いただき、活気ある例会となりました。


今回の講師は、伊予銀行宇和島支店に新しく赴任された土居賢治支店長。ご自身のこれまでの歩みや海外赴任での経験を交えながら、伊予銀行グループの現状と取り組みについて、非常にわかりやすくお話いただきました。

ご講演では、まず伊予銀行の概要から始まりました。創業1878年の歴史ある銀行として、現在はホールディングス体制のもと約3,000名の従業員と国内152拠点、海外1拠点(シンガポール)を構え、地域とともに成長していることを紹介されました。また、貸出金残高5兆8,800億円、預金残高7兆1,330億円という数字からも、地域金融機関としての確かな規模と安定性が示されました。
続いて注目すべきテーマとして、愛媛にとって重要な産業である「海事業界と銀行との関わり」について語られました。特に今治を中心に集積する造船・海運関連産業に対し、伊予銀行が専門部署「シップファイナンス部」を設けて支援していることは大変印象的でした。世界的な市況や為替変動、環境対応への要請など、課題も多い中で、地域金融機関としていかにリスクを抑えつつ産業を支えているか、その役割の大きさを改めて実感しました。
さらに土居支店長がシンガポール支店長として過ごされた経験談も披露されました。現地での金融支援や情報収集だけでなく、生活文化や歴史に触れた具体的なエピソードには、国際的な視点の重要性を感じさせられました。
今回の朝例会を通じ、地域の金融機関が果たす役割の大きさと、グローバルな視野を持つことの大切さを学ぶことができました。土居支店長のお話を今後の経営活動や地域づくりにしっかりと活かしていきたいと思います。
