第4回 若手介護職員スキルアップ研修会
本日は19時より南予地方局において、研修会を行いました。
テーマは「介護現場でのリハビリテーション」ということで、グループワークを中心に研修を進めていきました。
愛ほっとからも、広瀬さんが休まず参加してくれています。
リハビリテーション(以下、リハビリ)において、一般的なイメージは歩行訓練でしょうか?おそらくほとんどの方が、リハビリと言えば訓練をイメージする方が多いのではないかと思います。しかし、リハビリで重要なのは、訓練よりも前にある部分であると私は考えます。
利用者さんに訓練を行う前にしなければならないこと、それが評価です。評価を行い、そして評価に基づき目標を設定し、その目標を達成するために訓練計画を立て、実施する。その実施した結果を再評価し、また目標を決め、というように、PDCAサイクルをずっと回していく作業が、まさにリハビリで行われていることです。しかし、一般的にイメージとして強いのは“Do”の訓練の部分であると思われるので、今回はまず、評価と目標設定について、グループワークで体験してもらいました。
これまでの介護保険と言えば、時間報酬がメインでした。というのも、何分実施したら何円というような形で介護報酬が組まれておりました。しかし、これからの介護保険は成果報酬が中心となってきます。成果報酬を導入するにあたり、重要になってくるのが評価です。サービス実施前とサービス実施後を比べて、成果が出ていれば加算、成果が出なければ減算といった報酬制度に少しずつ変わってきています。この成果を比べるために必要になってくるのが、評価と言えます。
今回のグループワークでは、以下のものを体験してもらいました。
①5メートル歩行
②TUG
③CS-30
④閉眼片脚立位時間
⑤握力
⑥Bathal Index
難しい言葉ではありますが、いざやってみると受講生の皆さんもスムーズに実施することができました。評価というものは、誰が評価しても同じ結果になるものでなければ、評価として使えないというわけですから、より簡略化したものでなければ現場レベルでは普及しません。ですので、実際に行ってみるとそれほど難しくないということが分かります。評価を行っていない、もしくはしたことがないというのは、単純に評価を知らないだけか、その必要性を感じていないだけの問題であると私は考えております。
次回は「生活行為とリハビリテーション」というタイトルで、2か月後の12月21日(金)に行います(*^^*)