第20回 宇和島市PTA研究大会
12月7日(日)、第20回宇和島市PTA研究大会が開催され、私も宇和島市PTA連合会会長として参加してきました。
会場には、市内各校から多くのPTA関係者が集まり、今年もともに学び、未来について考える充実した大会となりました。
■ 優良PTA表彰・PTA功労者表彰
大会冒頭では、今年度の優良PTA表彰ならびにPTA功労者表彰を行いました。
優良PTAは来年閉校になる【三浦小学校】と【蒋渕小学校】。


そしてPTA功労者は明倫小学校育成会の吉川久美さんをはじめ市内小中学校PTAから19名の方が表彰されました。
PTA功労者を代表して吉川さんから挨拶。

吉川さんとは明倫小学校育成会から一緒で、長いお付き合いとなり、このように表彰の場に2人で立てるのも何らかのご縁を感じました。

日々、子どもたちのために地道な活動を続けていただいている皆さまの取り組みは、学校現場だけでなく、地域全体の学びにもつながる大切な営みです。
受賞された皆様の努力と情熱に、心から敬意と感謝をお伝えしたいと思います。
■ アトラクション
宇和島東高等学校津島分校と帝京第五高等学校のチアリーディング部からなる【SOUTH EAGLES×BLUE STARS】による迫力のあるダンスが披露されました。


■ 記念講演
「海がつないだ百年の絆 ― 日本と台湾、そして宇和島から未来へ」
講師:溝渕 剛 氏

講演では、溝渕氏の深い見識にもとづき、
台湾の成り立ち、花蓮との歴史的つながり、原住民文化、日本統治時代の足跡、そして“海を介した交流の可能性” について、資料を交えながら丁寧に語っていただきました。
● 台湾という島が歩んだ多層的な歴史
資料では、先住民時代からオランダ・スペイン統治、日本統治を経て現在に至るまで、台湾が多文化が交差する場所として発展してきたことが示されています。
特に日本統治期の地図や産業発展の様子は、当時の台湾と日本のつながりの深さを改めて感じさせる内容でした。
● 花蓮と四国の意外な縁
花蓮は、台湾の中でも日本統治期の影響が残る地域で、特に 吉野村(現・吉安郷) は、四国・吉野川流域からの移民が入植した土地であることが紹介されました。
山々に囲まれた雄大な自然、タロコ渓谷、海岸線の景観など、資料の写真が映し出す花蓮の魅力には息を呑むものがあります。
● 原住民族の文化と多様性
台湾には16の公認原住民族が存在し、その文化は地域ごとに独自性を持っています。
この多文化性が、台湾の「開かれた社会」「寛容な歴史」を形づくっていることも印象的でした。
● 海を越えた交流と、宇和島が担う未来
講演後半では、
- 台湾~与那国島との近さ
- 宜蘭・蘇澳との漁業移民の歴史
- 四国西南部へのインバウンドの可能性
など、“海がつなぐ交流の未来”について提案がありました。
宇和島はまさに「海のまち」。
国境を越える距離感は、地図で見る以上に近く、これからの交流人口の拡大、教育・文化の連携など、大きな可能性を秘めていることを再認識しました。
■ PTAの役割と地域の未来を考える
今回の講演を通じて、
「地域を知り、世界とつながる視点を持つこと」
「子どもたちに“広い世界”を感じてもらう教育の必要性」
を強く感じました。
海を通して古くから交流があった台湾と宇和島。
その歴史を学ぶことは、子どもたちに「自分たちの地域が世界とつながっている」ことを伝える大きな教材にもなります。
■ ブース
愛媛県立宇和島東高等学校、宇和島南中等教育学校、宇和島水産高等学校、吉田高等学校、北宇和高等学校、宇和高等学校、南宇和高等学校によるブースが展開されました。


私も北宇和高校のカルミン、クッキーと、わが母校である南宇和高校のマーマレードを購入!

■ 最後に
大会の準備・運営にご尽力いただいた各校PTA役員の皆さま、講師の溝渕剛氏、そしてご参加いただいたすべての方々に心より感謝申し上げます。
この大会をもって、今年度の宇和島市PTA連合会の活動は一区切りとなります。無事に終わり安心したとともに、また来年度に向けて引き継いでいきますので、今後ともPTA活動にご支援、ご協力をよろしくお願いします。