第34回四国作業療法学会 in 愛媛に参加して ~後編~
さて、二日目の学会ですが、こちらは(一社)日本作業療法士協会の会長である山本伸一先生の基調講演「作業療法士の未来を創る ~求められる組織の役割と専門性の追求~」を皮切りにスタートしました!

働き方にも多様性が求められ、人件費、燃料費、食材費など様々なものが高騰していく中で病院、施設の経営が難しくいっている中、作業療法士としてできること、やっていかなければならないことを日々悩んでいる人が多いと思います。そのような中で山本先生のようなリーダーが先頭になって関係各所と戦っている姿は、本当に心強く想います。
私の会場は前日と同じ基礎第二講義室。当日のラインナップは以下の通り。
セミナー⑦
Rebuilding the Hand Function
~中枢性疾患に対する実用酒に向けた介入~
社会医療法人財団大樹会 総合病院回生病院
藤本 弾 先生
セミナー⑨
ハンドスプリントの治療的応用
~Therapeutic use of hand splint~
社会医療法人財団大樹会 総合病院改正病院
石井 誠二 先生
セミナー⑪
明日から実践できる!
シーティングの基本と現場で活かす5つの視点
社会医療法人仁友会 南松山病院
土居 道康 先生

藤本先生とはコロナ前にお会いした以来で本当に久しぶりにお話することができました。

以前は中枢神経疾患の治療について研修会でご一緒する機会も多かったですが、お会いしない期間にさらにアップデートしている姿に圧倒されました!

石井誠二先生は以前よりハンドセラピーで第一線の活躍をずっとされてきている先生です。

今回はハンドスプリントの作成のほんの一部を紹介してくれましたが、呼吸するように段取りしていく姿に職人の域を垣間見ることができました。


そして最後に土居先生。もうかれこれ20年以上、兄貴のような存在でお世話になっております。そのころはまだ有名ではなかった「シーティング」という世界でしたが、それをここまで有名にしてきたのは土居先生の積み重なる尽力があったからだろうと思います。

2日間にわたって開催された第34回四国作業療法学会も来年開催される(一社)高知県作業療法士会に引き継ぎ無事に閉幕しました。これほど豪華な講師陣の下、無事に開催できたのは学会大会長である山田太一先生の人徳、そしてそれを支えた実行委員長の白方一範先生、事務局長の町尻拓真先生をはじめとする実行委員、運営スタッフのおかげだと思っております。

今回の「たいけん けいけん つながるけん」というテーマのもとに開催されましたが、このテーマが今後も参加された方に引き継いでいってもらうことを願ってます(#^^#)