陸上競技教室
9月23日(火)、宇和島市PTA連合会の保健体育部の事業として、八幡浜高校陸上競技部監督であり、長年指導の第一線で活躍されている倉田茂先生をお招きして「陸上競技教室」を開催しました。

会場となったのは鶴島小学校体育館。対象は市内の小学4年生から中学3年生までと幅広く、この日も50名ほどの子どもたちが元気いっぱいに参加してくれました。
倉田先生の実績や指導力は広く知られており、子どもたちも最初から期待に胸をふくらませている様子でした(#^^#)
まずは開会式において保健体育部の部長である中田幸さん、そして常任理事である得能健二先生の挨拶!


そして開会式の後、まずは先生から「走る」という動作の基本についてわかりやすい解説をいただきました。子どもたちが普段の体育や部活動で意識していないような姿勢や腕の振り方、スタートの構え方など、細かい部分まで丁寧に指導していただきました。特に「正しい動きは、ケガの予防にもつながる」という言葉が印象的で、参加者も真剣に耳を傾けていました。






その後は実技に移り、高校生の補助スタッフの皆さんが一緒にデモンストレーションを行ってくれました。


黄色のTシャツを着た八幡浜高校陸上部の生徒たちが見本を示すと、小学生も中学生も目を輝かせて見入り、「自分もやってみたい!」と次々に挑戦。体育館の中は活気と笑顔に包まれました。


休憩をはさみながら、プログラムは「講習①〜④」へと進みます。ラダーやハードルを使ったトレーニングでは、最初はぎこちなかった動きも、繰り返すうちに少しずつスムーズになっていきました。

また、ボールを使って筋肉や資質の違いを説明してくれたり、ゲーム感覚で楽しみながら体を動かす姿が見られました。友達同士で励まし合い、笑い声も絶えませんでした。

終盤には実際に走る練習も取り入れられ、参加者の顔には汗とともに達成感があふれていました。倉田先生は「速く走ることも大事だけど、一番大事なのは楽しむこと。今日学んだことを、ぜひこれからの運動や生活にいかしてほしい」と子どもたちにエールを送られました。
最後のクールダウンでは、体をゆっくりとほぐしながら仲間と振り返り、自然と拍手が起こる場面も。閉会式では参加した子どもたちから「もっとやりたい!」「分かりやすくて楽しかった!」という声がたくさんあがり、保護者の方々からも「貴重な機会をいただけてありがたい」という感想をいただきました。
今回の陸上競技教室は、ただ走り方を学ぶだけでなく、スポーツを通して努力する楽しさや仲間と取り組む喜びを感じられる時間となりました。指導してくださった倉田先生、協力いただいた八幡浜高校陸上競技部の皆さん、そして参加してくださった子どもたちと保護者の皆さま、本当にありがとうございました。

保健体育部においては、例年、保護者を対象にした球技大会として、男性はソフトボール大会、女性はソフトバレーボール大会を開催してまいりました。しかし、スケジュール的に真夏の時期しか開催できず熱中症などのリスクも鑑みて、今年度は球技大会を中止し、その代わりに新たな事業として「陸上競技教室」を考えてもらいました。昨年度から令和7年度の保健体育部長が決まっていた中田幸さんは1年以上にわたって、新たな事業としてこの「陸上競技教室」を企画してもらっておりました。本当に大変だったと思います。そして中田さん一人で考えさすわけにはいかないという想いで今年度も副部長を引き受けてくれた松本副会長のサポートもあり、「陸上競技教室」は大盛況のなか、無事に大きな怪我や事故もなく、閉会することができました!

今回の事業に関わってくれた松本副会長、常任理事の得能先生、そして中田部長をはじめとする部員の皆さん、本当にありがとうございました。
これからも宇和島市PTA連合会では、子どもたちの健やかな成長と、地域全体での学びと交流を大切にする活動を続けてまいります。