11月例会 

16日は例会の日。今年度11回目の例会が、宇和島商工会議所会館で行われました。

今回の例会アワーでは、先月行った「第44回南極門松」において、「砕氷船しらせ」との連携で大変お世話になった、自衛隊愛媛地方協力本部宇和島地域事務所の玉井栄次所長をお招きして、南極観測隊や「砕氷船しらせ」について、講演いただきました。

現在、越冬隊として南極の昭和基地にいるのは、第59次南極観測隊であり、今年11月10日に「砕氷船しらせ」に乗って晴海ふ頭を出発したのは、第60次南極観測隊です。南シナ海を抜けてオーストラリア西海岸のフリーマントルという港町で積み荷を行い、そして南極大陸の昭和基地に向けて出発します。例年、到着は12月中旬から末くらいになっているので、凡そ1か月半の航海を行うことになります。

到着した南極大陸は、こちらと反対の夏であるので、南極大陸としては過ごしやすい期間となりますし、またこの時期は白夜となっているのではないかと思います。「砕氷船しらせ」は到着後2,3か月停泊し、その間、第59次南極観測隊と第60次南極観測隊は共同で作業をすることになります。その期間に日本でいうところのお正月と成人式があるので、その際に南極門松において作った門松を使って頂いているということでした。

そして、「砕氷船しらせ」は2月中旬から下旬にかけて、第59次南極観測隊を乗せて昭和基地を出発し、オーストラリアの東海岸であるシドニーを経由し、4月上旬から中旬にかけて晴海ふ頭に帰るというスケジュールとなります。

今年で第44回となった南極門松ですが、今回の講演を聴講できたおかげで、門松の行方も詳しく知ることができましたし、何より門松を乗せる「砕氷船しらせ」のことやその門松を鑑賞する南極観測隊のことも詳しく知ることができました。

玉井所長、貴重な機会を頂き、ありがとうございました。