SDGs 目標1「貧困をなくそう」

世界において、極度の貧困の中で暮らす人は1990年に19億人と言われておりました。2015年には8億3600万人と減少してはおりますが、逆に言えば1日1ドル25セント未満で暮らし、十分な食料やきれいな水、衛生施設を利用できない人は、まだ8億3600万人もいるということです。中国やインドは急成長に伴い、少しずつ貧困層から抜け出していっている人もいるようですが、貧困層の80%が暮らす南アジアやサハラ以南のアフリカにおいては、進捗していない状況です。

この目標1「貧困をなくそう」は世界の問題であり、日本にはあまり関係ないと思っている方も少なくないのではないかと思います。しかし、日本においても貧困の問題はあり、食事を満足に食べられず、食事をするのは給食の時だけ、という子供もまだまだ見られます。日本においても決して対岸の火事ではなく、身近な問題としても考えていく必要があります。

対策としては、国家レベルになるとやはり発展途上国への支援ということになります。外務省がODAとして開発途上地域の開発支援を行っておりますが、まさに貧困の問題の解消のために世界中で活躍しております。

2030年までに貧困をなくそうということで、企業レベルでも民間レベルでも個人レベルでも、まだまだ課題は多そうです。