We Believe 8月号

『ローカルの時代、中小企業が輝く「2つの道」とは』というタイトルで、(公社)日本青年会議所の池田祥護会頭と、経営共創基盤の代表取締役である冨山和彦による会談が特集されていました。

1

“グローバル企業がいくら稼いでも、日本経済全体の占有率は3割に過ぎず、残りの7割のローカル経済圏が復活してこそ、初めて成長軌道に乗ることができる”と説いて地方創生ブームを牽引してきた冨山さんですが、地方経済の抱える課題を以下の2つとしています。

1.都市部よりも急速に進んでいる人手不足。

2.グローバリゼーションの進展で新興国との競争による所得減少。

これらに対しては、政府も未来投資戦略を発表し、第4次産業革命におけるAIやIoTの利用による自動化に伴い、人口減少についての課題は対応できる可能性があると仰っています。

また、池田会頭の考える“リスクを取って失敗しても、セカンドチャンスを与えることが大事”という意見に対しても、要はどのように失敗したかが大切で、一生懸命取り組んで、取るべきリスクを取ろうとしたけれど、失敗したというケースにおいては、むしろ評価されるべきであるということを仰っておりました。正しい失敗に対しては寛容な社会になっていかないと、正しい挑戦はできないし、地域社会においては、そのような方に次のチャンスを与えることが重要である、ということでした。

地域から世界を変えていく、という姿勢で臨めば、地方経済はまだまだ発展していきますし、新しいテクノロジーをうまく取り入れることで、むしろ大企業よりも有利に働くことはできるはずです。

2

地方経済、まだまだ可能性が広がっています(*^_^*)