抗パーキンソン薬「ヴィアレブ」の研修に参加

先日、日ごろからお世話になっている近藤医院の近藤先生にお誘いいただき、抗パーキンソン薬「ヴィアレブ(VYALEB)」に関する研修に参加させていただきました。

今回の研修では近藤医院とお付き合いのあるアッヴィ合同会社の方々がヴィアレブについて詳しく説明した頂きました。患者さん自身での管理だけではやや難しい側面もあるので、私たち医療従事者にとっても非常に学びの多い機会となりました。

現在、日本で使用できるデバイス療法は大まかに以下のものがあります。

1.持続皮下注療法(薬物治療)

2.経腸療法(薬物療法)

3.脳深部刺激療法(外科治療)

この3つのうち、「1.持続皮下注療法(薬物治療)」の方法でヴィアレブを投与していきます。6ミリと9ミリの2種類のカニューレがあるそうですが、瘦せ型の方以外は基本的に9ミリのカニューレを使用するようです。

  

ヴィアレブは、レボドパを有効成分としたのパーキンソン病治療薬であり、従来の内服薬とは異なり、持続皮下注によりゆっくりと薬剤が吸収されるため、血中濃度の変動が少なく、1日の中で安定した効果が期待できるとされています。特に、昼夜問わず安定したドパミンの補充ができることから、朝の服薬が困難な方やオン・オフ現象に悩む方にとって、有力な選択肢となり得ると感じました。

しかし一方で、以下のような場合はヴィアレブの治療継続を断念する症例もあるということでした。

1.薬の効き方が緩やかであるため、効果を感じられない人

2.幻覚症状が強くなる人

3.注入部位周辺の皮膚症状が出現した人

このように、ヴィアレブの導入がスムーズにいかないような症例において、私たち医療従事者の細やかなケアと、医師との連携が重要になってくるのだと改めて感じました。

今回の研修では、注入部位のローテーション、副作用への対応など実践的な内容が多く、現場での活用を具体的にイメージすることができました。今後、地域の医療・介護連携の中で、こうした新しい治療選択肢が広がっていくことに期待が高まります。